庭をより一層緑化するのに、自分で出来る事として、挿し木、接ぎ木、株分け、種まきなどがあります。ここでは、これらの仕方について紹介していきます。
まずは、挿し木やとり木です。最も簡単な方法だと思います。
最初に、挿し木は、新芽の固まる6月ごろに枝の先を10cmほど切り、上の葉を3、4枚残して除きます。そして鹿沼土などの肥料分のない土に挿します。土は乾燥させないように水をやり、1ヶ月くらいで鉢に移すことが出来ます。また、とり木は、枝の一部を土に植えて発芽させる方法です。
次に接ぎ木は、樹勢が弱い・病害虫に弱いなどの品種を、逆に強い品種に接いで、丈夫な株に成長させることを目的とします。
方法は、挿し木のものなら1年ほど育てたもの、種から育てたものなら2~3年の台木(強いほう)の枝葉を切り、根元あたりを残して上の部分をばっさりと切り落とします。次にナイフで斜めに切り上げます。切り口の中ほどから下に向かって3cmほど切り込みを入れます。
次に穂木(弱いほう)を用意します。だいたい2芽~3芽を一つの枝として切り、切り込みを入れます。長さは、台木の切り込みの長さより少し長くなるようにそぎ切りします。
そして、台木の切り込みに穂木を差し込みます。
このとき、それぞれの枝の断面が重なるよう注意し、表皮の部分と表皮の部分が継ぎ目なくぴったりと合わさるようにしてください。
最後に、ずれないように手でおさえながら、接ぎ木テープをぐるぐるとまいて終了です。尚、作業は3月ごろを目安に行ってください。
株分けは、鉢の中で根っこがいっぱいになり、水はけが悪くなったり、生育不良や花つきが悪くなってしまったりすることを防ぎます。
方法は、鉢から植物を取り出し、根の部分をほぐし、一つの株を2つの株に分けやすくして、はさみなどで切り分けてください。後は、土に入れて容器に植えこみます。
種まきに関しては、まず、10センチくらいの深さがある蒔き床(平らに押し固めます)を用意し、一箇所に固まらない様に種を蒔きます。重い粘土質の土は避けてください。次に土を被せますが、大き目の種は、種の厚みの倍くらい土をかけ、細かい種は手でぱらぱらと土を撒きます。その後、水やりをするのですが、ここで注意してもらいたいのが、種が流れてしまうことです。なので、スプレーの使用をお勧めします。
最後に、芽が出るまでの管理としては、鉢にビニールを掛け、直射日光の当たらない明るいところに置きます。芽が出たら、ビニールを外して日当たりのよい場所へ移し、乾燥しないように水をやります。